お子さんの想像力や集中力を育ててくれる絵本。さらに、読み聞かせを行うことで「情緒の安定」や「親子の絆」をも育んでくれますよ◎
そうお考えの方に、今回は、絵本の選び方をご紹介致します!
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読み聞かせの効果はあるの?
「読み聞かせは効果ない」という口コミも見かけることがありますよね。
頑張って続けても意味がないならやりたくない!と思う方もいらっしゃることでしょう。
でも、読み聞かせの効果はすぐに分かる場合もあれば、大人になるまで分からない場合もあります。
目に見える部分だけでなく、心の発達にも影響を与えてくれるんですよ◎
目に見える効果
- 集中力が付く
- 想像力が豊かになる
- 記憶力が良くなる
- 語彙が増える
- 文字に興味を持つ/読めるようになる
など。
目に見えない効果
- 情緒の安定
- 親子の信頼関係の構築
- 自己肯定感を育む
など。
選び方のポイントは楽しいこと
現在日本では、約7500冊の絵本が出版されています。その中から、お子さんに合った絵本を選びましょう。
声に出して読んだ時に楽しい
リズミカルに読めたり、繰り返しの言葉があったりすると、子どもは楽しいと感じます。
また、楽しいと感じることで、集中してお話を聞くようになったり、繰り返し絵本を読むようになりますよ♪
言葉を話始める年齢のお子さんには、特におすすめです◎
絵が綺麗で楽しい
子ども達は、お話を耳で聴きながら、絵もしっかり観察しています。
まだ語彙力が少なく、人生経験も浅い子ども達。お話しを耳で聞くだけでは、想像力を膨らますのは至難の技。
絵を見ることで想像を膨らましやすくなるので、絵本にとって絵はとっても大切です!
親しみやすいタッチの絵、色をたくさん使った絵、細かい部分までこだわりのある絵など、見ていても「楽しい!」と思える絵本がおすすめです◎
ストーリーが面白い!
面白いとは、「あはは!」と笑えるものというわけではありません。
ハラハラしたり、しんみりしたり、ほんわかした気持ちになったり。。。
絵本を通して、学びのあるものが理想です◎主題がしっかりしていると、何回読んでも飽きません。
子どもの頃に好きだった絵本、大人になってから読んでみても面白かった!なんて経験はありませんか?
効果的な絵本の読み方
抑揚をつける
単調に読むのではなく、聴きやすいよう言葉に抑揚を付けましょう!
でも、オーバーにするのはNG。面白すぎてストーリーが入ってこなくなってしまっては、読み聞かせの意味が無くなってしまいます。
持ち方・固定の仕方を見やすくする
手で絵が隠れてしまったり、面白くなるからと絵本を動かしたりするのはNG。
子どもがお話しに入り込めるよう、絵本は見やすい位置でしっかりと固定しましょう!
一語一句丁寧に読む
早口で読まず、丁寧に読みましょう。また、文章が長いからと、途中で端折ってしまうのもオススメできません。
絵本は、大人の読む本と違って、お話しを短くまとめています。そのため、一つ一つの言葉に大きな意味があるのです。
ゆっくり丁寧に読むことで、絵本のストーリーがしっかりと入ってくるようになりますよ◎
繰り返し読む
イギリス、サセックス大学の研究では、繰り返し読み聞かせを行うことで、発育に良い影響が出ると発表しています。
読み聞かせの二度目では、子どもが新しいことを学ぶ速度がより速くなることが分かり、二度目以降では、絵本に対する反応が良くなり自ら感想を述べるようになることが分かりました。
読み聞かせを繰り返し行うことが、子どもの発達をより促すことに繋がります◎
テスト形式にしない
読み聞かせの途中で質問を入れたり、読み終わった後に感想を求めることはやめましょう。
心から楽しんでお話しの中に入り込めなくなります。
子ども達は読み聞かせの間、想像力を膨らまし、色々なことを感じているものです。お子さんを信じることで生まれる親子の絆も、読み聞かせの効果の一つですよ◎
発育に合わせて絵本を読もう
絵本は、年齢や発達によって読める内容が変わってきます。
発達に合わせて、その時々で必要な絵本を読むようにしましょう〜◎
0〜1歳
まだ、絵本の内容は分からず、ママの声を聞くことを楽しむ頃。
のんびりと、赤ちゃんが心地よいペースで読み進めましょう!飽きているようであれば、無理して全部読まなくても大丈夫ですよ◎
おすすめ絵本
- 身の回りのものが主題のもの(食べ物や乗り物など)
- 音を楽しむもの
2〜3歳
短めの、分かりやすいお話しであれば、理解できるようになります。
身の回りのことも自分でできるようになってきたり、少しずつ世界が広がる時期。
子どもが、「これなぁに〜?」と、絵を指差して聞いたりします。そんな時は無理に読み進めず、親子のコミュニケーションを大切にしましょう◎
おすすめ絵本
- 簡単なストーリーで短めのお話のもの
- 昔ばなしやわらべ歌、童話など
4〜5歳
長めのお話も集中して聞けるようになってくるころ。好みもハッキリしてくるので、お子さんの興味がある分野のものを選ぶのがオススメです◎
選べる絵本の幅は広がりますが、まだまだ童話や簡単なストーリーのものでも楽しめます。
集中力が続くようであれば、少しずつ長めの絵本に替えていきましょう!
おすすめ絵本
- 昔ばなしやわらべ歌、童話など
- ストーリー性のあるもの
5〜6歳
集中力も長いこと続くようになってきます。また、文字にも興味を持ち簡単な漢字を覚える子もいます。
想像力も豊かになるので、長く絵が少ないお話しでも楽しめますよ◎「今日はここまで」と、毎日少しずつ読むことも可能になる年齢です。
幼稚園や保育園では、この時期の子ども達に「小学校入学」を意識した絵本を読むことも多いですよ!
おすすめ絵本
- 長めの童話
- 就学をテーマにしたもの
まとめ
読み聞かせの方法や、絵本の選び方を紹介しました。
子どもも、パパやママも、お互いに楽しむことが一番大事なポイントです◎
お子さんの発達に合わせて、絵本を選ぶことで、読み聞かせの効果を高めることができますよ〜!
それでも、「どうしても選べない!」「選ぶのが難しい」という方は、オススメ絵本を教えてくれるサイトもあります。
次回は、便利な絵本のまとめサイトを紹介していきたいと思います〜!