副業しようかな…と思っている方は多いのではないでしょうか。会社員や主婦の方など、「子どもの学費を稼ぎたい」「自由に使えるお金を増やしたい」と思ったときは、新しい仕事のはじめ時です。
副業としてライターを始めるメリットは複数あり、さまざまなサイトでライターの良さを提示されています。ただし、ライターを始める際にはいくつかデメリットもあります。そこで今回は、副業としてライターを始めるメリットやデメリット、ライターに向いている人について詳しくご紹介します。
ライターとしての活動を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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副業を解禁する企業が増えている
働き方改革が進み、「フレキシブルOK」「副業解禁」といったルールに変更された企業も少なくありません。特に、2019年のコロナ流行後は「在宅勤務」「定時退勤」なども増え、ひとつの仕事だけでは大きなお金を稼げない時代になりました。
そのため、「本職とは別の仕事をして追加でお金を稼ぎたい」と思っている方もいるかもしれません。副業として稼ぐ方法は以下の通りです。
- アルバイトを始める
- 業務委託で働く
- 自分で仕事を立ち上げる など
実際に、副業としてライターを始める方は増加傾向にあります。フリーランスのライターとして活動中の筆者も、近年ライターの増加を実感しており、ひとつの案件に対する応募倍率がどんどん高くなっているのを感じております。
ライターが副業におすすめな5つの理由
ライターが副業におすすめの理由や主なメリットを5つご紹介します。
副業にライターがおすすめな5つの理由
- 自分のペースで仕事ができる
- 知識や経験が誰かの役に立つ
- 出勤せず在宅でできる
- 新しいスキル・キャリアができる
- 社会保険に入らずできる
自分のペースで仕事ができる
ライターの仕事は、基本的に報酬制度です。時給ではないので、いつどこでどれくらいの早さで仕事を終わらせても、受け取れる金額は変わりません。
そのため、空いた時間を使って自分のペースで仕事ができます。求められた期日までに提出できるよう仕事を進めておけばよいのです。
ただし、クオリティが低ければ報酬が支払われない可能性もあります。そのため、丁寧に書きたいときや初めてのジャンルで調査が必要になれば、想像以上に時間がかかるでしょう。
効率よくお金を稼ぐためには、自身の得意分野や専門知識のあるジャンルを選択することが大切です。
知識や経験が誰かの役に立つ
自分の専門分野に関するジャンルや、体験談などを執筆する場合は、知識や経験が誰かの役に立つという達成感があります。
仕事にやりがいを求める方には、最適といえるでしょう。
特に、「税理士」や「会計士」などは金融関係の記事執筆で非常に役立つ資格です。ライターの応募資格に「資格保有者のみ」などと記載がある場合もあります。
専門的な資格や経験があると文字単価も高くなりやすい傾向になるので、「無資格からライターを目指す」という方は独学でとれる資格に挑戦してみましょう。
出勤せず在宅でできる
本業の仕事を終えたあとに、「ここからまた別の仕事をしようとする気になれない」というケースも多いのではないでしょうか。
1日頑張って働いた後にまた仕事をするのは大変です。特に、接客仕事や立ち仕事は慣れていないと疲労感が増す可能性があります。
また、移動にかかる時間をもったいないと感じる方も少なくありません。
しかし、ライターの仕事であれば在宅でできます。パソコンや携帯電話があればできる内容であることがほとんどです。
ソファでくつろぎ、体を休めながらお金を稼げる点は大きなメリットといえるでしょう。
新しいスキル・キャリアができる
執筆するジャンルやキーワードに合わせて、情報収集をしながら執筆することになります。
読者の方に間違った情報をお伝えするわけにはいきません。
また、上位検索を狙うために別の上位サイトの内容を確認し参考にしながら書くことが求められる場合もあります。
そのため、自身の得意ジャンルであっても、1記事書き上げるまでには最低でも10サイト以上を確認することになります。
新しい知識が身に付くのは、ライターのメリットです。
また、身に付けた知識を生かして、資格を取得すれば、さらに活動の幅が広がるでしょう。
社会保険に入らずにできる
企業に雇用される場合、アルバイトの時間や企業の規模などによっては社会保険に加入する必要がでてきます。そのため、保険料がダブルで徴収されたり、社会保険加入に関する手続きの手間がかかるのがデメリットです。
一方、ライターは業務委託として業務提携する場合がほとんどです。企業に雇用されないので、社会保険にも加入する必要はありません。
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副業でライターを選ぶ3つのデメリット
副業としてライターを選ぶメリットはたくさんありますが、一方で気になるデメリットもいくつかあります。
副業でライターを選ぶ3つのデメリット
- 文字単価が低いと稼げない
- 時給に換算するとかなり安くなることもある
- 確定申告が必要なケースも
文字単価が低いと稼げない
ライターは基本報酬制です。そのため、文字単価が高くなければ稼ぎは期待できません。
例えば、1文字0.5円で文字数2000文字の記事を、週2記事書いたとしましょう。この場合は、1か月(4週間)で8000円しか稼げないことになります。
では文字単価が高い案件をゲットすればよいのでは?と思う方も多いでしょう。
しかし、ライターとしての経験値が低い場合や、ライティングで重宝される特別なスキルや知識がない場合は、文字単価の高い仕事をもらうことは難しくなります。
委託する側も、できるだけ修正が少なくかつ魅力的な文章を仕上げられるライターに依頼したいので、経験豊富なライターほど高単価の仕事をもらえる確率が高くなります。
ライティングに慣れるまでには少なくとも1年はかかると考え、コツコツスキルを磨いていくことが大事です。
副業で稼ぐ金額の目標値が高い方は、時給制の仕事の方があっているかもしれません。
時給に換算するとかなり安くなることもある
文字単価が低い場合もそうですが、文字単価が高くても専門性の高い記事を執筆する際は、入念な情報収集や正確性のチェックなどが必要になります。
そのため、時給に換算すると「報酬が安い」と感じる場合があります。
例えば、1文字1円で5000文字の記事を書くと仮定しましょう。5時間で仕上げれば、単純計算で1時間1000円になりますが、10時間かかったとすると時給は500円程度になります。
効率よく稼ぐためには、ライターを始めるまでに自身の知識や経験を磨いておきましょう。
確定申告が必要なケースも
副業でライターをする場合、所得が20万円を超えると確定申告が必要になります。
また、副業の所得が20万円以下でも、年収が2000万円以上あったり、医療費控除や住宅ローン控除などの控除を適用する場合にも確定申告の義務が発生します。
所得税の確定申告書類を自分で作成し提出・納税する手間が発生するので、面倒に感じる方もいるでしょう。
面倒だからと確定申告をしない場合、税務署から税務調査を受けペナルティーが発生する恐れがあります。
ライターとして働く際は、税務に関する勉強もしておくと安心です。
副業ライターに向いている人の特徴
副業ライターに向いている人の特徴をご紹介します。ライターに興味がある方は、参考にしてみてください。
副業ライターに向いている人の特徴
- 文章を書くことが好き
- 在宅でお金を稼ぎたい
- 空き時間が少ない
- 知識が豊富
文章を書くことが好き
ライターの主な仕事は文筆です。構成や装飾などを依頼されることもありますが、基本的には文章を書くのがメインになります。
そのため、毎日日記を付けている人や趣味で小説を書いている人などはライターに向いているでしょう。
最近はクラウドソーシングサービスで、YouTube動画のシナリオライターなどの募集をしていることもあります。
文章を書くことが好きな方は、ライターを始めてみてはいかがでしょうか。
在宅でお金を稼ぎたい
外で働くのが難しい場合や、できるだけ体を休めておきたいときは、ライターの仕事がおすすめです。
ソファーでくつろいだり、ベットで横になりながら執筆することも不可能ではありません。
ただし、長時間執筆する場合は、肩こりや眼精疲労が起こることも珍しくないため注意しましょう。
空き時間が少ない
副業したいけれど、まとまった空き時間を確保できないという人にもライターがおすすめです。
空いた時間にコツコツ作業を進められるので、まとまった時間がなくても仕事をすることが可能になります。
また、案件によっては「1記事300文字」といったように、執筆する文字数が少なく設定されているものもあります。
気になる方は、一度クラウドソーシングサービスを検索してみましょう。
知識が豊富
専門的な知識がある場合、ライターとして重宝されます。特に、金融関係、医療関係、転職関係、美容関係といった分野は人気の高いジャンルで、専門知識を必要とする案件も多々あります。
専門知識があれば、情報収集にかける時間も短く高単価が期待できるため、効率的にお金を稼げるでしょう。
ただ、案件によって必要とされる知識は異なります。「自分には専門知識がない」と思っていても、クライアントが欲しい情報を持っている可能性もあります。
また、未経験でも執筆可能としているクライアントもたくさんいます。諦める必要はありません。
副業でライターをするならまず行うべきこと
副業としてライターを始めたい!と思っている方は、以下の手順で準備を始めましょう。
副業ライターがまず行うべきこと
- クラウドソーシングに登録する
- パソコンを用意する
- 勉強する
クラウドソーシングに登録する
初心者の方は、クラウドソーシングサービスで案件をもらうのが手っ取り早いでしょう。
おすすめのクラウドソーシングサービスは、以下の通りです。
- クラウドワークス
- ランサーズ
どちらかというと、クラウドワークスの方が未経験でもできる案件を募集していることが多く、ランサーズは経験者向きであると言われています。
また、こういったクラウドソーシングサービスで仕事を得て経験を積めば、各企業に自分でライター応募をしたり、「ココナラ」などでスキルを売って仕事をもらったりすることもできるようになります。
パソコンを用意する
携帯電話でもできる内容もありますが、長文を執筆する場合はパソコンの方が作業しやすいでしょう。
また、案件によっては「パソコンから執筆内容のプレビューを確認してください」「パソコンの表示で1つの段落を4行以内に設定してください」「画像サイズを変更してからを貼り付けて付けてください」「ワードプレスに入稿してください」といった依頼がくることもあります。
パソコン(できればWindows)で作業するようにし、記事のクオリティを確保しましょう。
勉強する
ライターは文字を書くだけでできる簡単な仕事というわけではなく、実際には、さまざまな分野の知識が必要になります。執筆する記事の内容に関する情報はできるだけたくさん集め、誤りのないようにまとめ上げなければなりません。
また、クオリティが高い記事を執筆できなければ仕事はもらえないため、いかに魅力的な文章を書くかといったライティング技術も必要不可欠です。クライアントから大量のフィードバックを受けることもあります。
ライターとして活動していく際は、日々の勉強が欠かせません。知識やスキルを磨き、多くの方の役に立てるライターを目指しましょう。