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世界の入学時期を徹底調査!9月入学の国ってどれだけあるの?

地球儀を空に向かって持ち上げている写真

2020年、今話題の「9月入学」。未就園児がいる方は特に、気になることと思います。

一度は、見送られたものの再検討、そしてまた2020年度の導入は行わないことで決まりました。

それでも、完全にこの話が無くなったわけではありません。ということは、いずれ9月入学に移行することはあるのでしょうか?

そして、今後9月入学になったときのメリットやデメリットが気になるママやパパも多いと思います。

今回は、世界の入学時期についてまとめました。

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世界の国々の入学月はこちら!

世界地図を指さす男の子

1月 シンガポール
2月 オーストラリア/ニュージーランド(1月末〜2月初旬)、ブラジル
3月 韓国、インド、アルゼンチン
4月 日本、インドネシア、ペルー
5月 タイ
6月 フィリピン、ポーランド
8月 メキシコ、スコットランド、ドイツ、スイス、フィンランド、スウェーデン、デンマーク、ハワイ(アメリカ)
9月 ロシア、イギリス、フランス、中国、台湾、スペイン、イタリア、カナダ、アメリカ(※)
10月 ナイジェリア、カンボジア

※州と学校の制度による。9月が多いが1月や4月、7月に入学する場合もある。

ヨーロッパは9月、北欧は8月、南半球の国々は1月〜3月、アジアは3〜6月と、地域ごとに偏りがあるようですね。

9月入学のメリットとデメリットは?

ハート型に置かれたデイジーの花

9月入学がいい!と思っている方も居れば、今まだ通り4月入学がいい!と思っている方もいらっしゃることでしょう。

9月入学と4月入学の場合を比較して、メリット・デメリットを挙げました。

メリット①ブランクなしで留学できる!

9月入学の国が多いので、それらの国に留学をする場合は大きなメリットがあります。今までは日本の学校を3月に卒業し、9月に入学するまで半年間の空白期間がありました。この期間を「することがなくて無駄な時間だな…」と感じる人も居ます。

  • 日本の高校卒業→海外の大学に入学・卒業→日本に帰国して就職する

上記のような場合、半年ずつのブランクが生まれる形で留学すればトータル1年になりますね。待機期間なしですぐに留学できるのは大きなメリットでしょう!

また、子どもの学業への影響を考えて、海外赴任を躊躇する方もいらっしゃるかも知れません。でも、学校の入学時期が同じであれば、生活リズムを変える必要がなくなります。気持ちの面でのハードルも下がりますよね。

メリット②感染症が少ない時期に受験できる

4月の入学の場合、受験シーズンは2月〜3月に到来します。冬の間は、インフルエンザやノロウイスルなど感染症が1年で1番猛威を振るう時期。受験生やその家族がピリピリするのは、私達も経験済みですよね。

9月入学になれば、受験のシーズンもずれて春になります。感染症の流行期を過ぎているので、受験生にかかるストレスが減り、思い切り勉強に集中できますね!

デメリット①学年編成が変則的になる

9月入学を導入する年の新1年生だけ5ヶ月分生徒が増えることになる可能性があります。

今は4月〜3月の1年間で区切っていますが、そのままでは9月入学に合わせるための約半年分の子どもが行き場を無くすことになりますよね。そのため、4月〜3月+翌年の4月〜8月生まれの子が同じ学年になるというケースも考えられるのです。

兄弟姉妹で、同じ学年になってしまうところもあるかも知れませんね。

デメリット②それに伴う競争の激化も予想される

約半年分人数が増えるわけですから、受験や就職などの際に倍率が上がります。競争激化の影響を受けるのは〝その年の子だけ″なので、不公平な感があるかも知れませんね。

さらに、日本国内だけではなく、海外からの留学生が増えることによる影響も考えられます。日本の学生が、海外に留学しやすくなるのと同じ理由で、日本にも留学生が来やすくなりますからね。

今後も4月入学が続く場合のメリットとデメリットを簡単におさらい

綺麗に咲いた桜の花びら

4月入学は、私達に馴染みがある制度。メリットやデメリットを一度おさらいしてみましょう!

今までと同じだから安心

学年編成や兄弟間の学年のズレに悩まなくていいのは大きなメリットです。子ども達やご家族のライフプランを考えて出産した方こそ、このメリットを感じられることでしょう。

学年の再編成により人数が増える学年が生まれないので、競争激化で子ども達が不公平を被ることも無くなります!

また、今までと変わることがないので、自身の経験を元に、受験対策や卒業・入学準備を進められます。何でも新しいことを始める時には、不安があり、時には失敗することもありますが、4月入学のままならそういった心配をする必要はありません。

9月入学の国に留学するならブランク必須

9月入学の国は、イギリス、イタリア、フランス、スペインなどヨーロッパの主要国が多いですよね。9月入学の国に留学したい場合は、日本の学校を卒業してから半年間のブランクが生まれます。

「お金を貯める」「語学の勉強に励む」など、その期間を上手く利用できなければ、ただの無駄な待機期間にもなってしまうのがもったいないところ。

受験シーズン=感染症流行期なのもデメリット

また、冬の感染症流行期に受験シーズンを迎えることもデメリットです。特に大学受験では、滑り止めのために何校も受験する場合も珍しくありません。

受験前〜シーズン中ずっと、体調管理を徹底しなければならないのは、受験生やその家族にとってストレスになります。

また、受験の日に雪が降り交通網が麻痺するなど、天候への懸念も冬ならではの悩みと言えるでしょう。冬の受験には、そういった〝目には見えない悩み″が多い印象です。

やっぱり9月入学の方がいいの?

かぼちゃが荷台に乗っている風景

9月入学が推され始めたし、やっぱり9月入学の方がいいんじゃないの…?そんな気がする方もいらっしゃるかも知れません。

実際のところ、どちらが良いかは個人の判断により異なります。ただ、上記の事実を以下のようにまとめることができます。

9月入学はメリットもデメリットも大きい

実はデメリットは細かいことをあげればもう少しあります。待機児童や教員不足、予算がかかること、企業や幼稚園・保育園との連携など…。また、学年編成が変わることへの影響を鑑み、対策案も出ていますが、どれも根本的な解決には至りません。

言うなれば、No pain, No gainということでしょうか。。

とは言え、自分の子の学年が当たってしまったら…と思うと、納得できないパパやママも多いのが現状だと思います。

9月入学じゃない国も意外とある

北欧やドイツ・スイスなどのヨーロッパ諸国、英語圏ではオーストラリア・ニュージーランド・アメリカ(州や学校の制度によるため)、その他にも南米やアジアの国々など、9月入学ではないところも多いです。

「9月入学は留学しやすい!」とは言うものの、どの国に留学するかによって留学しやすくなるかどうかは変わってしまいます。

また、パパが海外赴任する場合も同様に、イギリスやフランスなどの主要国家だけでなく、アジアや南米などの国に赴任される場合も多いです。その場合、「日本が9月入学でも4月入学でも大して変わらない」と感じるのではないでしょうか。

大事なのは子どもの能力を上げておくこと!(まとめ)

9月入学に不安を感じたり、4月入学にデメリットを感じたり、人それぞれではあると思います。どちらに対しても言えることは、「対応できる能力を備えおけば問題ない」ということです。

どんな時でも、大事なのはその子一人一人の可能性と実力です。どんな子にも、大きな可能性と伸びしろがあります。

その子の能力を最大限引き出してあげること、夢や希望を持つこと、強みを持たせてあげること。

これからの社会は今以上のサバイバルが予想されます。どんな状況でも生き延びられるよう、今のうちから出来ることをコツコツはじめておきましょう!

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